毎年、ウリ科野菜の苗を畑に植えるときに覚悟するのは
葉などを食べて穴だらけにしてしまうウリハムシの食害です。
ひどい時には、葉の原型が分からなくなるくらいボロボロに食べられて
株自体が弱ってしまうこともこれまでに何度かあったので
程度の差はあれ、今年も例外は無いんだろうなぁーと思っていたんですね。
実際に、定植後のカボチャの様子は‥‥
う〜ん‥‥ まぁまぁ穴が開いている感じですね。
ところが、
このまま葉が食べられていくのかと思いきや
食害はほとんど進まずに葉数が増えていってるんです!
この状況はキュウリも同じで、
理由として考えられるのは時期的、環境的なことと “種採りをしている” ことくらい。
虫害にあいにくいように、と
窒素成分が少なくなるような材料配分にして堆肥を作っているので
この土地の記憶を持った種が更新されて
なんとか難を乗り切れているのかも‥‥という風に思えます。
科学合成されたものを使わずに野菜を栽培していくというのは
試行錯誤、失敗のくり返しを経ながら
なんだかんだ本当に時間のかかるものですね。。。
就農して始めの3年くらいまでは自家製堆肥すら使っていなかったので
微生物層の少ない土ではまともに野菜が穫れず
トンネルから出られないような状態でした。
それが、昨年から状況が一変して
私自身の土や野菜に対する考え方も方向が大きく変わりました。
3年という時間はかかりましたけど、
いろいろな気付きをもらえた自然、周りの方々のおかげさまで今があるということに本当に感謝しています!
今年の夏は猛暑で雨が多いかもと言われていますね。
露地の野菜栽培は自然と共にあるものなので
とくに近年、先は読めない感じになっていますが
その時々で対応しながらまた進んでいこうと思います
٩( 'ω' )و
藤沢市内、ぬくもり畑より。。。