春に自家製堆肥を入れてビニールマルチをし、夏野菜を栽培していた畝は
半年経ってさらに土が柔らかくなっているように感じます。
うちの畑は初めの頃、場所によって粘土質が強い、サラサラしている、ひたすら硬い、などいろいろで
全体的に言えることは腐食=有機質が少ないということでした。
含まれる有機質の量は、土壌の微生物層がどれだけ豊かか?というものすごく大切なことに直結していて
保水力、保肥力などのカギを握る団粒構造的な土づくりには適切な量の有機質が必要だと感じています。
それでも、スタート時点では畑の中だけで有機質を補っていこうという考えがあり3年間は試行錯誤を繰り返していたのですが
野菜を栽培するにはどうしても足りない、間に合わないという現実に直面し 悩んだ末にやり方を変えました。
今年、初めて混ぜ入れた堆肥は固形部分のほとんどが落ち葉です。
それを他の植物性の原料で発酵&分解させて 土中の微生物が利用しやすい状態にし、 結果的に野菜が吸収できる栄養素を生み出してもらう。
堆肥を入れた畝が、明らかに他の場所とは違う質感になっているというのは その腐食的な役割として使った堆肥の効果だと思っています。
すでに柔らかいので改めて耕運することもなく再利用できる土。
人間にとってではなく、野菜にとってどんな土が良いのかということを
これからも考えながら農を続けていきたいと思っています。。。