土地をお借りし農業をスタートしてから今年で5年目になります。
もう4年過ぎた、いやまだ4年しか経っていない。
どっちの思いもありつつ、ただ どちらかと言えば
まだ4年、というほうが強いです。
美容師という職にもついていて、仕事の深さや終わりの無い技術ということを考えると
それは正に農業にも当てはまると感じています。
これで良し、という終着点がないのです。
そして誰にも区切りをつけることができない仕事。
五感をフルに使いながら自然と対話し、毎作同じではない野菜の成長、変化する土の状態と向き合いながらの深い考察が必要な仕事。
それを数年で良しとは、やっぱりならないです。
時に迷い悩み、苦しい局面もあり。。。
そんな時に思い起こして前に進むための“原点“というものがやっぱり大切だと思っています。
私はいろいろな事象が重なっている時期のスタートに出会った
農業研修先の小さな間引きニンジンが原点だと思っています。
あの景色、ニンジンの色、香り、衝撃を受けた食感がずぅーっと忘れられないですね。
年が明けるたびに何かあるたびに、一生思い返すんじゃないかと。。。
だからニンジンは作り続けたいんです。